虹のかなたにの由来

虹のかなたに むかし
子守唄で聞いた国がある

虹のかなたの空は
夢見たことは本当になる

いつの日にか 私は 遠い国へゆくよ
苦しいことも 悲しいことも ない国へゆく

虹のかなたの 空は
鳥がうたうよ さあ ゆきましょう


 

娘が小学6年生の時に、学芸会でオズの魔法使いのドロシー役をやり、一人で独唱した歌詞である。
字も、もちろん楽譜も読めない娘が耳で覚えたこの曲を一人で歌い上げ、私はその姿とその歌を聞き、
ああ・・・私はこの歌を聞くために生まれてきたんだなと思うほど、不思議なそして一生忘れられない時間だった。
たったわずかな時間だけど、どんなシンガーよりも私を感動させ正確な音感音程、間違えずに歌う耳で覚える歌詞
生まれてからの全てが走馬灯のように思い浮かび、この子のこの歌が聞けて私は最高の母親だと涙で一杯だった。
他のお母さんも泣いていた。

私は辛いことがあるとすぐくじけそうになるし、弱虫でこの子のこんな力を見せてくれる母親でございなど
言えるほど人間が出来ていない。
でもいつも考えるのは、本当の強さとはなんだろうか・・・と
腕力でも地位でも経済力でもない。人間なんて本当はもろくて弱いものなんだ。
でも、泣いても倒れても、時には消えてしまいたいと思っても、また立ち上がろうとする心ほど強いものは無い。
娘は強かった。何度も危篤の危機を乗り越え、何十回の脳外科手術にいどみ、脳が人より小さくても
こんなにも人を感動させる歌を歌えるのだ。

私も強くなろう・・・・
いつかきっと、強い人間になりこの子の母親として胸を張り生きてゆきたい。


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